レイフレ28・M3ありがとうございました!
最新作「電子旋律プリミディア!テーマソング・コレクション2」をはじめ過去作も多くの方に手に取っていただけました!ありがとうございました!
さてここで改めてお知らせですが、
TVシリーズで出すOSTと主題歌シングルは今回で出そろったので、
「電子旋律プリミディア!」は本作をもって完結とします。
いままで応援ありがとうございました!
そこでOST2制作の時点で考えていた大まかなストーリー(+α)を書き残しておきたいと思います。(知りたい人もいるでしょうし)
終盤にかけての大まかなストーリー
テルミのサポートもあり、サヴァオトスが引き起こす様々なトラブルを解決しながらDTMerとして成長していく3人。いよいよその成果を発表する文化祭当日。マルトノが大量のサヴァオトスを引き連れて大規模なシステム障害を引き起こした。
猛攻の中でもあきらめず立ち上がり、マルトノとの対話を試みる4人。そしてミディディーヴァとマルトノの一騎打ちが始まった。
本音をぶつけ合いながら力尽きた二人。そこで語られる幼いころの思い出。ずれてバラバラになっていたふたりの気持ちとメロディが一つとなってマルトノに憑依したエイリアスエナジーを浄化した。
そうして無事マルトノを救うことができた4人。しかし、倒したはずのブートレグは生きていた!
ブートレグの力を授かっていたマルトノは記憶が彼と一体化していたため、ムジカーレとブートレグの過去を話し始める。
ムジカーレはかつて地上に存在した古代文明国家。
ある日突然空から降ってきた9個の巨大な石「ムジカストーン」によってトーンエナジーが生み出され、ムジカーレは音楽の都として栄えた。
ムジカーレの近くには別の国家「エイリア」があった。エイリアは非常に貧しい国で文化も音楽もなかった。
あるエイリアの男は偶然迷い込んだムジカーレで音楽に触れる。その素晴らしさに感激した彼はエイリアに帰り音楽を始めたが、誰も彼の拙い音楽に耳を貸すものはいなかった。
ある日男が美しい旋律を演奏した。聴いたこともないような音に住人達は虜になった。男はムジカーレから盗んだ楽譜を用いてそれが自分のものであるかのように宣伝したのだ。男はそれによって一躍有名人になる。
しかし盗作の事実を知った住人達は彼に怒りを向け、国から追い出してしまった。
男のファンだったものも、家族をもが彼を追い詰め、石を投げた。男の味方は誰もいなかった。
時を同じくして、ムジカーレでは1個のムジカストーンが異常を起こし始めた。歪んだトーンエナジー「エイリアスエナジー」が生み出されるようになってしまい、トーンエナジーの動きを阻害し始めたのだ。これは初めて「違法に持ち出された音楽」を人々が享受したためであった。石は国外に封印されたのだが…
辺境の地で彷徨う男は身を隠すために入った洞窟で不思議な力に誘われる。それは封印されていたエイリアスエナジーを生み出すムジカストーン。彼はそれと一体化し、「ブートレグ」となった。
彼はその力を人生をめちゃくちゃにした音楽と人々を消すこと、即ちムジカーレとエイリアを滅ぼすことに使うことにした。
エイリアは完全に滅ぼされ、その激しい攻撃の矛先はムジカーレへと向かった。ムジカーレの戦士「プリミディア」はこれに勇敢に立ち向かった。
激しい戦いの末ブートレグは倒されたものの、ムジカストーンは全て破壊され、力を失ってしまった。そしてムジカーレは滅んだ。
数千年後、トランジスタの発明によって人類の計算機技術が飛躍的に向上した。それらコンピュータ部品にはシリコンやレアメタルが使用されているが、それは全て破壊されたムジカストーンの一部であったのだ。
やがてコンピュータ上で音楽が生み出され、インターネットを通してそれを人々が享受するようになると、トーンエナジーがインターネット世界にムジカーレを復元した。そしてトーンエナジーの流れを正常化するためのプログラムとして「ムジカルトーンプラグイン」が生み出されたのだ。
そして違法アップロードや無断転載が横行し、それを人々が享受するようになるとエイリアスエナジーも生み出され、ブートレグも復元された。彼は人の目のつかない領域にエイリアスワールドを構えた。
ブートレグは違法アップロードをする者たちをネットを通じて観察していた。そして彼らもまたかつての自分と同じ「持たざる者」であることに気づく。
ブートレグは才能を持つものだけが成り上がるこの世界を破壊することにした。そのためにトーンエナジーの動きを狂わせ、創作者に還元されないようにしようとした。
ブートレグはさらに大規模な軍団を引き連れてネット世界から現実世界を破壊しようとする。4人はブートレグの暴走を止め、すべての創作を愛する人々の心を救うことができるのか!?
...とまあこんな感じです。
この設定を考えたのはちょうど昨年の今頃ですが、この争いの結末、つまるところ「作る側も受け取る側もみんながハッピー」というのにいい結末が思いつきませんでした。それはちょうど昨今話題になっているイラスト生成AIの問題ともリンクするように思えます。
どのような結末を迎えるか、それは皆さんのイマジネーションと今後の社会の動きに委ねます。
あとがき
ともあれこれまでプリミディアが掲げてきた「ネットを通して創作を発表することのすばらしさ」ということは、この活動を始めてからの2年間で非常に感じることができました。
自分の曲が好きだと言ってくださる人が現れたり、楽曲をAudiostockに置いたらTVCMで使用されるなど...これらすべてDTMとインターネットがないと実現できなかったことです。
4枚も出したので大変でしたが、最後までやり通せてよかったです。
あらためて2年間応援ありがとうございました!
今後の高林治紀の活動にご期待ください!!
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